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ジョン・ウォールのトレード要求の噂を一蹴するウィザーズGM「ジョンとウィザーズの間に問題はない」

ここ最近、ワシントン・ウィザーズのジョン・ウォールの去就には注目が集まっていました。ウォールがチームにトレードを要求したことが報じられ、ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウェストブルックとのトレードは現実性の高い取引であると考えられていたためです。

しかし、ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)は月曜日に行われた記者会見の中で、5回のオールスター出場経験を持つ30歳のガードがチームを去るかもしれない噂を一蹴しました。

シェパードGMはウォールをトレードする気が一切無いことを明言しています。それどころか『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者によれば、ウォールがチームにトレードを要求したことは一度も無く、一貫して忠誠心を示しているチームメイトのブラッドリー・ビールと同じような考えを持っていることを明らかにしました。シェパードGMはウォールとこまめに話し合いをしており、「ジョンと私、ジョンとウィザーズの間に問題はない」と付け加えています。

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シェパードGMが公の場でウォールの移籍を否定することには大きな意味があります。ウォールは今後3年間で莫大な契約を結んでいることや、2019年1月にアキレス腱断裂の大怪我を負って約2年間もコートに立てていなかったことから、トレード先を見つけるには相当な苦労を強いられるだろうと考えられていました。過去数年間でチームが目覚ましい結果を残せなかったことも踏まえると、不確かなウォールの去就にやきもきするファンも少なくなかったはずです。しかし、ウォールとその周辺で起きている様々な噂を否定することによって、ウィザーズの来季への見通しは明確になり、事態は沈静化へ向かうことが期待できるでしょう。

来季のウィザーズの成功が保証されているわけではありませんが、2018年12月以来となるウォールとビールのバックコートデュオは、どのように機能するのかチームが最も楽しみにしている部分の一つです。また、ウォールが負傷している間にも、リーグ屈指のシューターに成長したダービス・ベルターンスや、八村塁やモリッツ・バグナーのような若く将来が楽しみな選手の加入もありました。

昨季のウィザーズはイースタン・カンファレンス9位であり、決してプレイオフ進出の可能性が見えなかったわけではありません。彼らが2018年以来3年ぶりとなるプレイオフ進出を目指しているのは明らかであるため、今すぐにウォールをトレードして変化を起こすこと望まなかったとしても不思議なことではないでしょう。

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