『ESPN』のザック・ロウ氏によると、NBAは2019-20シーズンから「コーチのチャレンジ制度」を、”試験段階”として導入する可能性があるようです。
チャレンジ制度とは、レフェリーの判定に納得いかない時に申し立てることで、ビデオレビューを用いて再判定をすることであり、既に北米の主要な3つのスポーツ(NFL、NHL、MLB)はチャレンジ制度を導入しています。
また、NBAの下部組織であるGリーグでも、過去2年間でチャレンジ制度を試験段階として運用していました。
『ESPN』によれば、チャレンジの申し立てが適用されるシチュエーションは、以下の通りです。
- ファウル
- ゴールテンディング
- バスケットボール・インターフェア
- アウト・オブ・バウンズ
提案書では、チャレンジの使用が認められるのは1試合につき各チーム1回のみであり、チームが最低1つのタイムアウトを持っている必要があります。
チームは即座にタイムアウトを要求した後、シチュエーションに対してチャレンジすることを申し出なければなりません。
NFLと同様に、チャレンジで判定が覆った場合、タイムアウトは取り消されますが、覆らなかった場合はタイムアウトを消費することになります。
ただしNFLと異なるのは、チャレンジの成功と失敗に限らず、使用できるのは1回のみということです。
これまで、ビデオレビューはNBAのレフェリーが判定を難しいと判断した場合にのみ使用されていましたが、このチャレンジ制度が導入されれば、コーチの責任ではありますがレビューの幅を増やすことができるでしょう。
ただし、あくまで案であり、承認されるには7月9日に開催予定の投票で、リーグ30チームのうち3分の2の承認を得る必要があります。
【投票】
- 賛成 63%, 101 票101 票 63%101 票 - 63%
- もう少しルールを変えれば賛成 35%, 56 票56 票 35%56 票 - 35%
- 反対 2%, 3 票3 票 2%3 票 - 2%