今夏のフリーエージェントであったジミー・バトラーは、本来であれば複数チームとミーティングを行う予定でした。
しかし『Miami Herald』のアンソニー・チェン氏によると、バトラーはマイアミ・ヒートとミーティングを行なった直後に、他の全てのミーティングを取り下げたと伝えられています。
そして、バトラーは76ersからのサイン・アンド・トレードを介して、ヒートと4年1億4,200万ドルのマックス契約を結びました。
バトラーとのミーティングには、ヒートの球団社長であるパット・ライリー氏や、ヘッドコーチのエリック・スポールストラ氏、チームエグゼクティブであり元オールスターのアロンゾ・モーニング氏が出席したようです。
しかし、バトラーのヒート移籍に最も大きな影響を与えたのは、このミーティングに参加していないドウェイン・ウェイドだったのかもしれません。
彼らは2016-17シーズンに、シカゴ・ブルズでチームメイトだった経験があります。
そしてバトラーは、ウェイドについてこう語りました。
「彼はマイアミの素晴らしさを、いつも言ってきたんだ。”君のためになる場所だろうね。君のような男や、持っている考え方は、ヒートの文化にぴったりだ”とね」
ヒートは当初から確立されたスターであるバトラーの獲得に焦点を合わせ、彼を獲得した後に周囲を固める予定だったようです。
バトラーの代理人であるバーニー・リー氏は、次のように語りました。
「本当に理想的な時期に、本当に理想的なやり方で、全てが彼のために集まったような感じだよ。今、彼は課題と目標を明確にしているような組織に加わっている。彼ら(ヒート)はジミーと非常に似ているね」
ミネソタ・ティンバーウルブズや76ersで満足できるほどフィットできなかったバトラーにとって、ヒートがどれだけ心地よい場所になるかは楽しみだと言えるでしょう。