場合によっては、ニューヨーク・ニックスがカーメロ・アンソニーと再会を果たす可能性は、十分に考えられたようです。
『The Athletic』のシャムス・シャラニア氏は、ケビン・デュラントやカイリー・アービングのような大物フリーエージェントと契約できていれば、ニックスはカーメロと契約することを検討していたと伝えました。
リーグの情報筋によると、ニューヨークが今年の夏に2人の主要なフリーエージェントを獲得していれば、カーメロ・アンソニーを戻すことを計画していたようだ
If New York had landed two major free agents this summer, the franchise had planned to consider bringing back Carmelo Anthony, league sources say. More on @TheAthleticNBA: https://t.co/4fpaoeW0ko https://t.co/xvt0x0qQu6
— Shams Charania (@ShamsCharania) July 31, 2019
2011年にデンバー・ナゲッツからトレードされて以来、カーメロは6シーズン以上に渡ってニックスのエースとして、フランチャイズを率いてきました。
しかし、ニックス在籍中は全てのシーズンでオールスターに出場していたカーメロが居ても、チームは2012-13シーズンを最後にプレイオフへ進出していません。
ニックスの球団社長であったフィル・ジャクソン氏の退任に伴い、カーメロも2017年にオクラホマシティ・サンダーへトレードされました。
そこでもラッセル・ウェストブルックやポール・ジョージらとフィットできず、その後もトレードやバイアウトを経て、最終的にはフリーエージェントとして時間を過ごしています
ニックスとロサンゼルス・レイカーズは、カーメロの移籍先として名前が挙げられていますが、どちらも有効とは言い難いでしょう。
ニックスは再建段階にあり、スコアリング中心のベテラン選手をチームに加えるのは、若手選手の成長の妨げとなります。
レイカーズはロスターが一枠空いていますが、アンドレ・イグダーラのようなもっと貢献できる選手のバイアウトに備えるためであり、カーメロのために活用するとは思えません。
NBAの歴史で第一線を走ってきたような選手が居なくなるのは寂しいことですが、カーメロは実質的な引退状態となっているのが現実です。
カーメロのトレーナーであるクリス・ブリックリー氏は『The Breakfast Club』とのインタビューで、カーメロが引退のために最後にどこかのチームと契約したがっていることを明かしました。
「チームは”スターになりたい”、”こういう役割が欲しい”と(カーメロが)言うこと恐れていると思う。だけど、そうじゃないんだ。メロはドウェイン・ウェイドがやったように、別れのシーズンを過ごしたいだけなんだ。ジャージーの交換とかね。彼は素晴らしいキャリアを持つ、偉大な選手だ。だから、願わくばそれが起きることを期待しているよ」