NBAのリーグにおけるサラリーキャップは年々増加しており、その勢いが緩まる様子は無さそうです。
『The Athletic』のシャムス・シャラニア氏によれば、2020-21シーズン、2021-22シーズンのサラリーキャップとラグジュアリー・タックス・ラインについて、NBAは現在の予測値を通知しました。
NBAは、2020-21シーズンのサラリーキャップが最大1億1,600万ドル、タックス・ラインが最大1億4,100万ドル、2021-22シーズンのサラリーキャップが最大1億2,500万ドル、タックス・ラインが最大1億5,100万ドルになると伝えています。
これは過去の予測値に基づくと、2020-21シーズンは100万ドルの減少となり、2021-22シーズンは変化がありません。
The NBA has informed teams of currently projected salary cap and tax level in 2020-21 ($116M/$141M) and 2021-22 ($125M/$151M), sources tell @TheAthleticNBA @Stadium. It is $1M lower for '20-21 and unchanged for '21-22 based on previous projections.
— Shams Charania (@ShamsCharania) September 16, 2019
この情報は、興味深い内容でもあります。
2019-20シーズンのサラリーキャップは1億914万ドルであり、前シーズンと比較した場合の上昇量は、NBAの歴史上で2番目に多い数字でした。(最も多いのは2015-16シーズンから2016-17シーズン)
しかし、情報通りのサラリーキャップで進むと、2020-21シーズンから2021-22シーズンへかけてのサラリーキャップの上昇量は約900万ドルになるため、今回の上昇量を上回ることになります。
つまり、2021年のフリーエージェントに使えるサラリーが増えるということになりますが、この時のフリーエージェントは誰が居るのでしょうか?
レブロン・ジェームズやヤニス・アデトクンボ、カワイ・レナード、ポール・ジョージなど、タレントの数が今年以上のものである可能性があります。
使えるサラリーが増えるというのは、移籍先の憶測を増やすことにも繋がるでしょう。
2年後の夏は、より面白い夏となるかもしれません。