ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、健康さえ維持することができれば、おそらくキャリアの至るところで多くのマイルストーンに到達するでしょう。
では、彼の最初のマイルストーンが新人王となる可能性はあるのでしょうか?
結論を言えば「ノー」となります。
ウィリアムソンは1月下旬にデビューを飾って以降、6試合で平均19.5得点、8.2リバウンド、フィールドゴール成功率61.5%を記録しており、彼がこの成績を維持できるのであれば、新人王”級”の評価は得られるでしょう。
しかし、彼が既に44試合に欠場したという事実は覆すことができません。
確かにウィリアムソンのパフォーマンスには目を見張るものがありますが、彼が欠場していた間にメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントは新人王に値するだけの活躍を続けていたため、モラントが大きな怪我をしてシーズンの残りを棒に振らない限り(もちろん誰も望んでいませんが…)、後半戦だけでウィリアムソンが埋め合わせることはできないのです。
出場試合数が少ないために新人王を逃した例は、最近にもあります。
2016-17シーズンの新人王は、当時ミルウォーキー・バックスに在籍していたマルコム・ブログドンでしたが、スタッツ的にはフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードが上回っていました。
しかし、エンビードはルーキーイヤーでわずか33試合の出場に留まり、一方でブログドンは75試合に出場していたため、ブログドンの方が評価されたのです。
ウィリアムソンが素晴らしいルーキーであることは目に見えて分かることですが、よほどのことが起こらない限り、彼がシーズンの前半戦を欠場していたことを無かったことにはできません。
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