ボストン・セルティックスのエネス・カンターは、先週末に開催された第14回『MIT Sloan Sports Analytics conference』にチームメイトのジェイレン・ブラウンと出演し、自身の政治活動について幅広く議論しました。
カンターは母国トルコの大統領であるエルドアン大統領を非難し続けており、2017年にはトルコのパスポートを失効され、検察当局からテロ組織の一員という容疑をかけられています。
そのような中で、自身の潔白を主張するカンターは次のように語りました。
「”テロリスト”なんて呼ばれているけど、僕が恐れているのはバスケットボールのリムだけさ」
「僕がどこの出身か聞かれても、どう答えればいいのか分からない。なぜなら、僕がどこの出身なのか(言ったとしても)、彼らは僕を必要としていないし、僕を悪い男だと思っているからね」
カンターは家族に会うためトルコに帰国することはできませんが、その代わりアメリカで与えられた自由な生活を受け入れています。
そして来年にはアメリカ市民となることを計画しており、ボストンを中心に人権について訴えようとしていることを明かしました。
「(フリーエージェントで)ボストンに加入したかった最大の理由の一つは、バスケットボールとは別に、教育の行き届いた影響力のある街だからだ」
カンターは以前にマサチューセッツ州ケンブリッジにあるモスクの外で罵りを受けたため、必ずしもボストンが安全というわけではありません。
それでも、カンターはバスケットボール以上に大きなレガシーを残したいと考えているため、彼の大義を捨てることはしないでしょう。
カンターはこう言いました。
「自分のキャリアが終わったら、こう言いたい。”どれだけの人を救えた?”ってね」
彼の努力は注目されています。
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