かつてゴールデンステイト・ウォリアーズの中心的存在であったモンタ・エリスは、2008年8月に原付バイクで交通事故を引き起こして怪我を負いましたが、これは悪名高い出来事として認識されています。
なぜなら、エリスは怪我の理由を交通事故ではなくバスケットボールによるものだと嘘をついたためです。
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34歳のエリスは先日、『Mercury News』のウェス・ゴールドバーグ記者とのインタビューで、自身がチームに虚偽の報告をした理由や、その後の対応について真相を明かしました。
「その頃の私は若く、人生最大の契約を結んだばかりだったんだ。だからパニックに陥って、(怪我の理由を)バスケットボールに関連したものにしようとした。だけど、後から何が起きたのか正確に伝えたよ。私は交通事故を認めたんだ。
私は”サインしたばかりの契約から250万ドルを差し引こう”と言った。彼らは、私が(怪我で)離脱することを知っていたため57試合の出場停止処分にし、50万ドルを上乗せして300万ドルを差し引くことにしたんだ。そして、それが我々の関係が変わった瞬間だった」
ゴールドバーグ記者によれば、実際の出場停止処分は30試合であったものの、怪我の影響によってエリスは57試合に欠場することとなりました。
そして契約に関しては、交通事故が起きるわずか2ヶ月前――2008年6月に、エリスはウォリアーズと6年6,600万ドルの契約を結んでいました。
その後、エリスは2012年3月にミルウォーキー・バックスへトレードされ、2013年にはダラス・マーベリックスと、2015年にはインディアナ・ペイサーズと契約を結びましたが、2017年にバイアウトでチームを去って以降はNBAのコートに立つ機会を得られていません。