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サンズにドラフト指名されることを望んでいたジェイソン・テイタム

ジェイソン・テイタムはボストン・セルティックスが誇る若きスター選手の一人ですが、異なる世界では異なるチームでプレイしていたかもしれません。

ドラフト前、テイタムが入団したいと思っていたチームはセルティックスではなかったからです。

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マット・バーンズとスティーブン・ジャクソンが司会を務めるポッドキャスト『All the Smoke』に出演したテイタムは、セルティックスよりもフェニックス・サンズでプレイすることを望んでいたと語りました。

「ドラフトの1週間前、僕はフェニックスで(当時サンズのヘッドコーチであった)アール・ワトソンやGMと話をして、施設を見た。アール・ワトソンは選手が住んでいる全ての家も見せてくれたから、母に電話して”フェニックスに行きたい”と伝えたのは覚えているよ。

飛行機で家に帰ろうとしている時、代理人が電話で”(セルティックスのGMである)ダニー・エインジが電話をしてきて、全体1位指名権をトレードして全体3位指名権にするから、ボストン

でトレーニングをしてもらいたいと言っていた”と伝えてきたんだ。僕はフェニックスを気に入っていたから、ボストンには行きたくなかった。そしたらコーチK(デューク大のマイク・シャシェフスキーHC)からも電話で”君にトレーニングをしてほしいとセルティックスから電話があった。ブラッド・スティーブンスは素晴らしいコーチだし、素晴らしい場所だと思うよ”って言われたんだ。

ボストンに行きたくないと思っている選手もいたよ。彼らはイーストのトップチームだったからね。アイザイア・トーマス、アル・ホーフォード、(マーカス)スマート、ジェイレン・ブラウン、ジェイ・クラウダーといった選手がいた。僕はプレイするつもりはなく、(自分の)バスケットボールができるところに行こうとしていたけど、全てがうまくいったね。最高の決断だったよ」

テイタムがセルティックスに指名され、セルティックスでプレイする決断をしたことは、正しかったと言えるでしょう。

テイタムのルーキーイヤーである2017-18シーズン、サンズは開幕してわずか数試合で機能不全を引き起こし、主力のエリック・ブレッドソーはツイッターで「ここにいたくない」と投稿しました。

また、サンズのオーナーであるロバート・サーバーは当時のテイタムの実力を高く評価しておらず、ジョシュ・ジャクソンを指名することに注力していました。

サーバーは長年に渡ってサンズの多くの問題の根源とされ、元NBAスターのチャールズ・バークレーには「仕切り屋」と呼ばれるほどの人物で、結果的にジャクソンは2019年夏にメンフィス・グリズリーズへトレードされています。

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もしテイタムがサンズでプレイしていた場合、スター級のパフォーマンスは今と変わらないかもしれませんが、デビン・ブッカーのように素晴らしい才能を浪費してしまっていたでしょう。

テイタムとブッカーのデュオは確かに魅力的で、それが実現していれば今のサンズよりは良くなっていた可能性もありますが、それでも今のセルティックスほどの成功を収められたとは思えません。

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