オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドに集結したのがリーグの上位22チームであること、プレイオフまでに与えられたレギュラーシーズンが各チームわずか8試合しかないことを考えると、7月30日(日本時間31日)から再開される2019-20シーズンがエキサイティングなものとなるのは明らかです。
ここでは、そんなエキサイティングな計88試合の中でも、最も注目したい”10の対戦”を見ていくことにしましょう。
目次
- 1 ユタ・ジャズ vs ニューオーリンズ・ペリカンズ:7月30日(日本時間31日)
- 2 ロサンゼルス・レイカーズ vs ロサンゼルス・クリッパーズ:7月30日(日本時間31日)
- 3 メンフィス・グリズリーズ vs ポートランド・トレイルブレイザーズ:7月31日(日本時間8月1日)
- 4 ボストン・セルティックス vs ミルウォーキー・バックス:7月31日(日本時間8月1日)
- 5 ヒューストン・ロケッツ vs ダラス・マーベリックス:7月31日(日本時間8月1日)
- 6 デンバー・ナゲッツ vs マイアミ・ヒート:8月1日(日本時間2日)
- 7 メンフィス・グリズリーズ vs ニューオーリンズ・ペリカンズ:8月1日(日本時間2日)
- 8 ロサンゼルス・レイカーズ vs ヒューストン・ロケッツ:8月6日(日本時間7日)
- 9 トロント・ラプターズ vs ミルウォーキー・バックス:8月10日(日本時間11日)
- 10 トロント・ラプターズ vs フィラデルフィア・76ers:8月12日(日本時間13日)
ユタ・ジャズ vs ニューオーリンズ・ペリカンズ:7月30日(日本時間31日)
ジャズのルディ・ゴベアの新型コロナウイルス陽性反応をきっかけに、リーグが4ヶ月以上に渡るシーズン中断を余儀なくされた後、ジャズの中ではゴベアとドノバン・ミッチェルの不仲説が噂に取り上げられました。
その真偽は別にしても、シーズン再開後の彼らのケミストリーが注目されるのは当然のことでしょう。
一方、ペリカンズにはシーズン前半を膝の怪我で離脱し、復帰後に19試合しか出場できていないザイオン・ウィリアムソンを、誰もが再び見ることを切望していたはずです。
シーズン再開後の最初の試合ということも相まって、この対戦は見逃すわけにはいきません。
- ニューオーリンズ・ペリカンズ 67%, 62 票62 票 67%62 票 - 67%
- ユタ・ジャズ 33%, 31 票31 票 33%31 票 - 33%
ロサンゼルス・レイカーズ vs ロサンゼルス・クリッパーズ:7月30日(日本時間31日)
シーズン再開後の最初の試合でバスケットボールが帰ってきたことを実感した後は、今年のウェスタン・カンファレンス決勝でぶつかる可能性がある優勝候補同士の対戦を堪能しましょう。
もちろん、シーズンが再開されて間もないことを考えると、この試合が必ずしも期待に沿ったハイレベルな展開となる保証はありませんが、それでも両者の対決がここで見られるのは贅沢なものです。
- ロサンゼルス・レイカーズ 53%, 54 票54 票 53%54 票 - 53%
- ロサンゼルス・クリッパーズ 47%, 47 票47 票 47%47 票 - 47%
メンフィス・グリズリーズ vs ポートランド・トレイルブレイザーズ:7月31日(日本時間8月1日)
シーズン再開後の8試合で最も注目されるのは、プレイオフ進出を確定したチームよりも、プレイオフ進出を争うチームの方です。
そういった意味でウェスト8位のグリズリーズと、同9位のトレイルブレイザーズの対戦は注目すべきだと言えます。
特に、彼らにとってはシーズン再開後の最初の試合となるだけに、ここでの勝敗が今後の流れに繋がる可能性もあるでしょう。
グリズリーズは現時点でブレイザーズを3.5ゲーム差でリードしていますが、ブレイザーズは主力のユスフ・ヌルキッチや、ザック・コリンズが復帰するという素晴らしいニュースがあります(トレバー・アリーザが不在という残念なニュースもありますが…)。
- ポートランド・トレイルブレイザーズ 65%, 57 票57 票 65%57 票 - 65%
- メンフィス・グリズリーズ 35%, 31 票31 票 35%31 票 - 35%
ボストン・セルティックス vs ミルウォーキー・バックス:7月31日(日本時間8月1日)
バックスのヤニス・アデトクンボはコートに戻った時にどんなパフォーマンスを見せてくれるのか…ということは気になりますが、イースト首位のバックスは同2位のラプターズを6.5ゲーム差でリードしているため、必ずしも全力を尽くす必要はありません。
しかし、イースト3位のセルティックスは、結果次第で2位に浮上する可能性も、4位に転落する可能性もあります。
特にイーストでは2位と3位によって対戦相手がガラリと変わるため、非常に重要です。
両者が健康で、シーズン再開辞退者も居ない中、セルティックスがバックスに勝利することができれば、彼らは大きな自信をつけることができるでしょう。
- ミルウォーキー・バックス 69%, 60 票60 票 69%60 票 - 69%
- ボストン・セルティックス 31%, 27 票27 票 31%27 票 - 31%
ヒューストン・ロケッツ vs ダラス・マーベリックス:7月31日(日本時間8月1日)
シーズン中断前の最後の5試合で1勝4敗を記録し、中断に助けられる形になったとも言えるロケッツは、長い休息を経て優勝候補としての実力をもう一度見せてくれるのでしょうか?
一方で、ウェスト7位のマーベリックスは同6位のロケッツを1.5ゲーム差で追いかけており、執拗に彼らのシードを求め続けるでしょう。
マーベリックスもロケッツと同様に、ルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスのデュオが完全な健康を取り戻したとされるため、下位シード同士の対戦といえど注目するには十分な理由があります。
- ヒューストン・ロケッツ 50%, 43 票43 票 50%43 票 - 50%
- ダラス・マーベリックス 50%, 43 票43 票 50%43 票 - 50%
デンバー・ナゲッツ vs マイアミ・ヒート:8月1日(日本時間2日)
これはスリムになったナゲッツのニコラ・ヨキッチを見ることができる最初の試合であるため、彼の減量がプレイにどのような影響を及ぼすのかを見るのは興味深いと言えます。
ヨキッチがポストプレイに弱くなるという見方をする人もいますが、彼は決してポストを中心に戦うスタイルの選手ではありません。
どちらかと言えば、チームが彼の力を最も必要とする試合終盤に、持久力という点で影響が出ることを期待できます。
一方で、昨年の夏にジミー・バトラーを獲得したヒートも、イーストで脅威的なサプライズチームとなりました。
特にバム・アデバヨ、タイラー・ヒーロー、ケンドリック・ナンといった若い選手が、どのようなスタートを切れるのかという点にも注目したいところです。
- マイアミ・ヒート 66%, 53 票53 票 66%53 票 - 66%
- デンバー・ナゲッツ 34%, 27 票27 票 34%27 票 - 34%
メンフィス・グリズリーズ vs ニューオーリンズ・ペリカンズ:8月1日(日本時間2日)
グリズリーズのジャ・モラントと、ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが対戦するという意味でも、ウェストの第8シードを争うという意味でも、この試合には注目する価値があります。
彼らは1月31日(日本時間2月1日)の時点で既に対戦しており、その時はウィリアムソンが24得点を記録してペリカンズが139-111で勝利していますが、グリズリーズはジャレン・ジャクソンJr.とブランドン・クラークを欠いていました。
今回の対戦は、前回の対戦に比べて勝敗の意味合いが大きいため、より白熱した試合展開が期待できるかもしれません。
- ニューオーリンズ・ペリカンズ 74%, 53 票53 票 74%53 票 - 74%
- メンフィス・グリズリーズ 26%, 19 票19 票 26%19 票 - 26%
ロサンゼルス・レイカーズ vs ヒューストン・ロケッツ:8月6日(日本時間7日)
ロケッツは主力センターのクリント・カペラを放出することによって、よりスモールラインナップで戦うことを実現させました。
彼らはそのロスターで2月6日(日本時間7日)にレイカーズと対戦しており、驚くべきことに勝利を収めています。
問題は、ロケッツがそのロスターで再び勝利できるかということでしょう。
アンソニー・デイビス、ドワイト・ハワード、ジャベール・マギーと手強いビッグマンを揃えるレイカーズに再び勝利できれば、ロケッツは明確な優勝候補の一角として再認識されることになります。
- ロサンゼルス・レイカーズ 81%, 63 票63 票 81%63 票 - 81%
- ヒューストン・ロケッツ 19%, 15 票15 票 19%15 票 - 19%
トロント・ラプターズ vs ミルウォーキー・バックス:8月10日(日本時間11日)
バックスの首位はおそらく不動であるため、この対戦でシード争いは関係ありません。
しかし、この対戦をカンファレンス決勝の前哨戦と捉えることはできるでしょう。
昨年のカンファレンス決勝で、ラプターズがバックスを破った最大の要因の一つはカワイ・レナードだったかもしれませんが、それでも今シーズンのラプターズはディフェンディングチャンピオンとして堂々たる成績を残しています。
今シーズンのバックスが昨シーズン以上に完成度が高いチームだったとしても、ラプターズはバックスの正当な脅威として期待されています。
- ミルウォーキー・バックス 62%, 45 票45 票 62%45 票 - 62%
- トロント・ラプターズ 38%, 28 票28 票 38%28 票 - 38%
トロント・ラプターズ vs フィラデルフィア・76ers:8月12日(日本時間13日)
特に76ersにとっては、昨年のカンファレンス準決勝のラプターズとの対戦で起きた劇的な決着を、払拭したいと考えているでしょう。
これはプレイオフの対戦でもなければ、76ersにとって8試合のうちの最後の試合となるため、シード争いには影響が無いかもしれません。
それでも、この対戦は76ersがプレイオフへ進出するにあたって、重要な締めくくりとなる可能性があります。
健康を取り戻したジョエル・エンビードとベン・シモンズを擁する76ersが、オーランドで成し遂げることや証明すべきことは多くあるため、彼らはここでも勝てることを証明する必要があります。
- トロント・ラプターズ 69%, 50 票50 票 69%50 票 - 69%
- フィラデルフィア・76ers 31%, 22 票22 票 31%22 票 - 31%