シカゴ・ブルズがヘッドコーチのジム・ボイレンを解任したことを発表しました。
ブルズのアルトゥラス・カルニショバス球団社長は次のように声明を述べています。
「リーダーシップにおける斬新なアプローチと進化が必要であると判断しました。これは非常に難しい決断でしたが、シカゴ・ブルズの新たな方向性と時代に向けて、フランチャイズが次の一歩を踏み出す時です」
ボイレンは2018-19シーズンの途中にフレッド・ホイバーグからヘッドコーチを引き継ぎましたが、約1年半で通算39勝84敗と大きく負け越し、ザック・ラビーンをはじめとしたブルズの主力選手と意見が一致しないこともありました。
カルニショバス球団社長はブルズのフロントオフィスに加わったばかりであったため、ボイレンを評価する時間が必要とすることを示唆しましたが、ブルズがオーランドでのシーズン再開に含まれていなかったために機会はありませんでした。
最近の報道では、新型コロナウイルスの影響による財政懸念のため、リーグで最も安価な契約を結んでいたボイレンの続投の可能性も噂されましたが、このタイミングでの解任は、ブルズが次のステップに踏み出す決意を持ったことを示していると言えるでしょう。
チームの発表によれば、彼らはすぐに次の指揮官探しを始めるようです。
ブルズの次期HC(ヘッドコーチ)としては、フィラデルフィア・76ersのイム・ウドカAC(アシスタントコーチ)や、トロント・ラプターズのエイドリアン・グリフィンACが候補として挙がっているほか、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、デンバー・ナゲッツのウェス・アンセルドJr.AC、ミルウォーキー・バックスのダービン・ハムAC、ブルックリン・ネッツの元HCであるケニー・アトキンソンも可能性として考えられます。
2020年に正式に次期HCを探すのは、先日トム・シボドーが就任したニューヨーク・ニックスに次いで、ブルズが2番目のチームとなります。
また、ネッツ、ヒューストン・ロケッツ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、フィラデルフィア・76ersも、次期HCを探す可能性があるチームとして浮上しています。