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76ersがブレット・ブラウンHCを解任、後任の有力候補はタロン・ルーか

フィラデルフィア・76ersは今年のプレイオフでの早期敗退を受け、ヘッドコーチのブレット・ブラウンを解任したことを発表しました。

ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、ブラウンの解任は76ersの首脳陣の大規模な変革の始まりにすぎないと指摘しています。



2013年に76ersのヘッドコーチに就任したブラウンは、最初の4年間で75勝223敗(.229)と悲惨な成績を残しましたが、その見返りとして上位のドラフト指名権などの資産を得ることができました。

そして2014年に全体3位で指名されたジョエル・エンビード、2016年に全体1位で指名されたベン・シモンズがスターとしての地位を確立することによって、76ersとブラウンは最後の3年間で146勝91敗(.616)を記録しました。

しかし、プレイオフでは2018年、2019年のカンファレンス準決勝進出が最高成績であり、今年はトバイアス・ハリス、アル・ホーフォードに多額のサラリーを使ったにも関わらず、1回戦でボストン・セルティックスに4連敗を喫したことを考えると、ブラウンがこの時点で解任されるのは不思議なことではないでしょう。

ただ、『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、ブラウンはセルティックスとの第4戦に敗れてシーズン終了が決まった後、エンビードの負傷の経歴や、シモンズが離脱していることによって、指揮官の能力を十分に発揮することができなかったとも嘆いていました。

ウォジナロウスキー記者によれば、76ersはエンビードとシモンズのデュオをまだ維持したいという”強い欲求”があるため、彼らのトレードを検討する前に、新たなヘッドコーチが彼らのポテンシャルを存分に発揮できるかどうかを見極めることを優先としているようです。

そしてウォジナロウスキー記者は、新たなヘッドコーチの候補の中心となる人物として、2016年にクリーブランド・キャバリアーズを優勝に導いたタロン・ルーを挙げています。

また、『SI.com』のクリス・マニックス記者は、76ersとルーが互いに関心を持っていると報じています。

とはいえ、ブルックリン・ネッツやニューオーリンズ・ペリカンズ、あるいはマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)が解任された場合はヒューストン・ロケッツもルーの雇用に興味を示しているという噂もあるため、76ersの新たな指揮官探しにも引き続き注目していきたいところです。

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