12月22日(日本時間23日)は、2020-21シーズンの開幕日の有力候補の一つとされています。
しかし、もし来季を12月に開幕させることになった場合、特に今年のNBAファイナルに進出したロサンゼルス・レイカーズやマイアミ・ヒートは、約2ヶ月間の休息しか得られないことになります。
従来であればオフシーズンが約4ヶ月間あることを考えると、今年のプレイオフを勝ち進んだチームは来季が非常に不利であることは明らかでしょう。
そのためレイカーズのダニー・グリーンは、来季が12月に開幕した場合、フランチャイズを優勝に導いたレブロン・ジェームズが最初にコートに立たない可能性があることを示唆しました。
「12月に開幕したら、多くの選手が”自分は出場しない”って感じると思う。迅速に来季を始めても、(レブロン・ジェームズが)居るとは思わない。シーズンの最初の1ヶ月に彼が居ることは期待できない」
Lakers guard Danny Green on the proposed Dec. 22 start to next season:
— Logan Murdock (@loganmmurdock) October 26, 2020
"If we start in December, I think most guys [are like] 'I'm not going to be there... to have that quick of a restart, I wouldn't expect [LeBron] to be there for the 1st month of the season." pic.twitter.com/NYqNxzNEmZ
ファイナルMVPも受賞したジェームズですが、2ヶ月後には彼が36歳を迎えることも忘れてはなりません。
依然としてパフォーマンスに衰えを感じさせないとはいえ、近年では鼠径部の怪我などにも苦しめられており、プレイオフ進出を逃した2018-19シーズンがジェームズの休息に繋がっていたのであれば、なおさら彼は来季も休息の時間を与えられるべきでしょう。
一方、来季を12月に開幕させるというのは、リーグにとって非常に好都合な案です。
『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者によれば、来季のレギュラーシーズンの試合数を72試合にすることによって、選手は来年7月から開催予定の東京五輪に出場できるようになり、2021-22シーズンの開幕を従来の10月に戻せるほか、1月18日(同19日)のキング牧師記念日を開幕日にする案と比較しても、5億ドルもの収益の違いを生み出せることが報じられています。
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NBAの2020-21シーズンの開幕は12月22日(日本時間23日)を目標に、レギュラーシーズンは72試合制
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