昨季のプレイオフ進出を逃したニューオーリンズ・ペリカンズは、競争力の激しいウェスタン・カンファレンスで生き残るため、いくつかの動きを計画しているようです。
チームの先発ガードであるドリュー・ホリデーは、そのような動きの計画に含まれている選手の一人で、ペリカンズが彼のトレード交渉について”堂々と議論している”ことを、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者は報じました。
ニューオーリンズ・ペリカンズは、ポイントガードのドリュー・ホリデーのトレード交渉を堂々と議論しており、いくつかのチームが興味を示していると、関係者は『The Athletic』に伝えています。
ペリカンズが若い選手を中心に再建を進めていることから、2013年にチームに加入したホリデーはトレードの議論でよく名前が挙げられています。過去に一度だけオールスターに出場したホリデーは、リーグで最も優れたディフェンダーの一人と考えられており、競争力のあるチームのロスターを補強することができます。
ホリデーは2020年のNBAチームメイト・オブ・ザ・イヤーも受賞したため、彼のロッカールームでの存在感は他のチームにとって魅力的かもしれません。彼は2019-20シーズンに平均19.1得点、6.7リバウンド、4.8アシストを記録しました。
The Athletic
シャラニア記者が指摘しているように、ホリデーはこれまでも何度もトレードの話題に名前を挙げられてきました。
昨季のトレード期限前にはブルックリン・ネッツと交渉が進んでいたことが報じられたほか、ここ数ヶ月の間でもデンバー・ナゲッツやマイアミ・ヒート、ダラス・マーベリックス、ミネソタ・ティンバーウルブズといったチームが獲得を狙っているという報道があります。
『Yahoo Sports』のビンセント・グッドウィル記者によれば、その中でもナゲッツがトレード先の最有力候補として挙げられているようです。
いずれにしても、今回のホリデーの獲得に関心を示している「いくつかのチーム」の中にも、これまでに報じられてきたチームが含まれている可能性はあるでしょう。
オフェンスではオンボール、オフボールを問わずに機能し、ディフェンスではリーグ屈指のペリメーターディフェンダーとして知られているホリデーは、特に優勝争いをしているチームにとって非常に重宝される戦力です。
当然、ペリカンズにとってもホリデーは貴重な存在でしたが、30歳の彼が最も輝きを放つことができるのは今の場所ではありません。
ザイオン・ウィリアムソンや、ブランドン・イングラムといった若いタレントを中心に再建を進めているペリカンズが優勝争いに加わるのは、おそらく2~3年後のことであり、今の段階で優勝に貢献できるであろうホリデーを置き続けるのは、チームにとっても、ホリデー自身にとってもメリットの無い話です。
一方で、いくつかのチームが関心を持っているホリデーを手放すことによって、ペリカンズは若い選手やドラフト指名権を得ることができ、ホリデー自身もキャリアで一度も経験したことのない優勝のチャンスが巡ってきます。
現在はトレードが認められている期間ではないため、ホリデーが数日のうちに別のチームに移籍するということはありませんが、その間もチーム同士の交渉は進んでいます。
暫定的な合意に達すれば、トレードが解禁されると同時にホリデーの放出も起こる可能性があるため、トレードの噂には引き続き目を光らせておく必要があるでしょう。
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