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アキレス腱断裂のクレイ・トンプソンに、ステフィン・カリーは「涙が溢れた」

ゴールデンステイト・ウォリアーズのスターであるクレイ・トンプソンは2019年のNBAファイナルで左ひざ前十字靭帯断裂の大怪我を負った後、2019‐20シーズンを全休し、約17ヶ月間のリハビリを経て2020‐21シーズンに復帰する予定でした。待ち望んだ復帰のタイミングは、残り1ヶ月強という場所まで迫っていました。

そして最悪なことに、そのタイミングは再び遠ざかることになりました。

先週、ロサンゼルスで他のNBA選手たちとピックアップゲームを行っていたトンプソンは右のアキレス腱断裂の大怪我を負い、2020‐21シーズンも全休することが決定しました。来季の優勝争いを望んでいたウォリアーズにとっては、言うまでもなく彼の離脱は大打撃となります。ただ、プライベートな面における影響は、コート上での影響よりも大きなものがあったようです。

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ウォリアーズが誇るフランチャイズプレイヤーの一人であるステフィン・カリーは『The Undefeated』のマーク・スピアーズ記者とのインタビューの中で、トンプソンの怪我についての心境を語りました。

「彼はリーグで最高のツーガードだからね。怪我の知らせを受けたときは確かにショックだった。涙が溢れたよ。彼のような選手が2度も大きなリハビリを行わなければならないなんて、言葉に表せるものではない。だけど、僕らは彼を支えている。彼がリハビリを通じていく中で、僕らの仕事の一部となって、僕らとの繋がりを感じてくれることを願っている」

The Undefeated

2011年のドラフトでトンプソンがウォリアーズに全体11位で指名されて以降、カリーとトンプソンは歴代最高のシューターコンビの一つである”スプラッシュブラザーズ”として、全てのチームの脅威となってきました。彼らの再始動の機会が失われたことの悲しみは、カリーやトンプソンが最も理解しているでしょう。

それでも、カリーは時間をかけてでもトンプソンが戻ってくる瞬間を待っています。カリーは「こういう時こそ大局的な見方が必要」と語りました。

「リハビリを重ねるのは簡単なことではない。だけど、彼のキャリアには多くの時間が残されている。僕らはずっと待っているつもりだよ」

The Undefeated

トンプソンが来季に復帰する頃には、カリーは33歳、トンプソンは31歳を迎えています。とはいえ、シューティング能力に長けた選手は晩年までリーグで活躍を続けられる傾向にあります。今年のドラフトで全体2位指名を受けたジェームズ・ワイズマンもNBAの味を知り、ウォリアーズは2021‐22シーズンも競争の舞台に戻ってくるでしょう。

トンプソンの怪我は非常に残念なことですが、カリーが言うように、大局的な見方をするのは不運を乗り越えるために重要なことです。ウォリアーズは将来の希望を失ったわけではないのです。

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『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

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