ヤニス・アデトクンボがミルウォーキー・バックスと5年約2億2,800万ドルの契約延長を結ぶ決断を下した理由の一つは、2度のシーズンMVPが抱くには意外な感情にあったようです。
アデトクンボは契約延長後の記者会見の中で、バックスとの将来を考えている時に一つの光景が思い浮かんだことを明かしました。それはバックスを去る決断を下した場合に、ファンが自身のユニフォームを火の中に投げ入れる”恐怖”でした。
「子供たちが僕のユニフォームを持ち歩いているのを見ただけで気持ちが込み上げてきた。…チームを去る決断を下し、ファンが僕のユニフォームを燃やしている光景が思い浮かんだ。そんなことにはなってほしくなかった。子供たちが僕のユニフォームを着ているのを見かけると、いつだって嬉しいからね」
Clutchpoints
リーグ最高の選手の一人が、チームに最高の結果をもたらすことができずに移籍を決断し、大勢のファンの反感を買った出来事を我々は知っています。2010年にクリーブランド・キャバリアーズからマイアミ・ヒートに移籍したレブロン・ジェームズや、2016年にオクラホマシティ・サンダーからゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍したケビン・デュラントは、まさにユニフォームを燃やされた経験のある選手たちです。直近2年連続でシーズンMVPを受賞しているアデトクンボも、決して例外ではなかったでしょう。
もちろん、アデトクンボが契約延長を結ぶ決断を下した理由はこれだけではありませんが、彼がいかに今のバックスとファンを気に入っているかは一目瞭然です。
-
バックスとヤニス・アデトクンボがNBA史上最高額の5年2,820万ドルの契約延長に合意