ディフェンディングチャンピオンとして2020-21シーズンに臨むロサンゼルス・レイカーズの中でも、キャリア4年目を迎えるカイル・クーズマが担う役割は注目したいポイントの一つです。
クーズマは2年目の2018-19シーズンに平均18.9得点を記録し、将来のレイカーズに欠かせない存在であることが期待されていましたが、3年目の2019-20シーズンは平均12.8得点など全体的に成績を落とすことになりました。彼にとっては今季が契約の最終年でもあるため、パフォーマンス次第では自身の将来に大きな影響を与えることになります。
『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者によれば、クーズマは今季の自身の役割が不透明であることを把握しており、「見てみなければ分からない」と語りました。しかし一方で、チームメイトのスターであるアンソニー・デイビスは、今季のクーズマがより大きな役割を担うだろうと信じていることを明かしました。
「今季は彼にとって意義深いシーズンになるだろう。彼はより大きな役割を担うことになるだろう。彼には今までと同じことを続けてもらいたい」
今季のクーズマの活躍に期待しているのはデイビスだけではありません。昨季のファイナルMVPであるレブロン・ジェームズもまた、『Hoop Central』の「今季最も飛躍する選手は?」という問いかけに対してクーズマを声高に挙げていました。
Kyle Kuzma! https://t.co/W2oDJkFLP7
— LeBron James (@KingJames) December 4, 2020
昨年、レイカーズはデイビスを獲得する際に多くの若い選手を対価として放出しましたが、そのトレードにクーズマだけは含みませんでした。しかし、昨季の成績低下によって彼がトレードされる憶測は増えています。
最近ではキャリア2年目のテイレン・ホートン・タッカーがプレシーズンで大きな活躍を見せており、クーズマの立場が押し下げられることも議論となっているだけに、彼が2020-21シーズンにどのような形でチームに貢献するかは目が離せません。
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プレシーズンで飛躍する2年目のテイレン・ホートン・タッカー、クリッパーズとの2試合で計52得点