2019年のNBAドラフトで全体2位指名権を獲得したメンフィス・グリズリーズは、”ほぼ確実”にマレー州立大2年のポイントガードであるジャ・モラントを指名するようです。
『ESPN』のジョナサン・ジボニー氏は、次のように伝えました。
「想定外の事態を除けば、メンフィス・グリズリーズのフロントオフィスとオーナーは、2019年のNBAドラフトの全体2位指名権でジャ・モラントを指名することに固執しており、(開催地の)シカゴの当事者にそのようなことを知らせている。これでRJ・バレットがニックスに全体3位で指名されることが明らかになる。」
Source: Barring the unexpected, Memphis Grizzlies front office and ownership appear to have locked in on selecting Ja Morant with the No. 2 pick in the 2019 NBA Draft, and are informing parties in Chicago of such. That clears the way for R.J. Barrett to fall to the Knicks at #3.
— Jonathan Givony (@DraftExpress) May 15, 2019
デューク大のザイオン・ウィリアムソンが普遍的なトッププレイヤーに位置付けられているため、彼の1位指名はほぼ確実ですが、モラントも同様に2位指名がほとんど保証された選手と言っても過言ではありません。
モラントは今季、平均24.5得点、5.7リバウンド、10.0アシスト、フィールドゴール成功率は49.9%、スリーポイントシュート成功率は36.6%を記録した選手です。
また『Bleacher Report』のジョナサン・ワッサーマン氏は、最新のモックドラフトでモラントを次のように評価しました。
「素晴らしいボールハンドリングやビジョン、両手でのパススキルは、モーラントに優れたプレイメイキングのポテンシャルがあることを示している。たとえ彼がシューターとして成長することに苦労したとしても、チームメイトを引き立てる彼の能力は、メンフィスが頼ることのできる強みだ。」
「シューティングは、彼のNBAでのキャリアに影響を与えるスキルとなるだろう。そしておそらく、早い段階でターンオーバーやディフェンスといった問題を抱えることになる。」
うまくいけばモラントは、昨年のドラフトで全体4位指名を受けたジャレン・ジャクソンJr.と並んで、グリズリーズの若きコアメンバーの一人となるでしょう。
また、モラントの獲得に伴い、彼にプレイの機会を与えるためにマイク・コンリーをトレードするかもしれないため、このような点でも興味深いと言えます。
何年もの間、コンリーとマーク・ガソル(現トロント・ラプターズ)はグリズリーズを数度のプレイオフに導いた、インサイドとアウトサイドで影響力のあるデュオでした。
そして今、それが再びモラントとジャクソンJr.の二人の間で起ころうとしています。
グリズリーズの未来は、期待して良いものと言えるでしょう。