来季のリーグ全体のサラリーキャップと、今年のオフシーズンのフリーエージェントの開始日の決定が間近に迫っていることを、『USA Today』のマーク・メディナ記者が報じています。
選手会のミシェル・ロバーツ事務局長は「問題の解決に近づいている」と語りました。
「率直に言うと、この問題の決定に長い時間をかけている余裕はありません」
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火曜日の『New York Times』のマーク・スタイン記者の報道によると、フリーエージェントは11月18日(日本時間19日)に開催されるNBAドラフトが終了した48~72時間後に開始されることが検討されているようです。
ロバーツ事務局長は、フリーエージェントを迎える選手たちがこの決定に気が気でないことを認めましたが、来季のサラリーキャップが決まらないことにはオフシーズンの展望も明らかにはなりません。
「精神的に弱っているフリーエージェントもいますし、彼らと交渉したいと思っているチームもいます。ですから、決定を遅らせる余裕はありません。決定は大変なことですが、生死に関わるようなことではありません。正しいことを犠牲にするような、安易な決定はしないようにしたいものです」
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こうした交渉はリーグ側と選手側で意見が対立することもありますが、新型コロナウイルスの影響で双方が収益の損失を理解している以上、ロバーツ事務局長は互いに手を取り合っていくしか道がないと考えています。
「我々が交渉をしないというのは馬鹿げているでしょう。そうなればプロのバスケットボールは終わりを迎えます。そのようなことには近づいていません」
USA Today
当初、ロバーツ事務局長はフリーエージェントの開始日を12月1日(同2日)以降にする見解を示していました。
しかし、2020-21シーズンの開幕が12月22日(同23日)になる可能性が浮上したことによって、フリーエージェントの開始日にも影響が出ています。
もし、スタイン記者が報じたようにドラフトが終了した48~72時間後にフリーエージェントが開始された場合、12月22日の2020-21シーズン開幕はさらに説得力を持つことになるでしょう。
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2020-21シーズンが12月に開幕されたときの勝者と敗者
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