お金には期待が伴い、期待にはプレッシャーが伴うかもしれません。
ランドルは、今年のオフシーズンにニューヨーク・ニックスと新たに3年6,300万ドルの契約を結んだものの、彼の新たなスタートは不安と失望に染まったものでした。
とはいえ、『The New York Daily News』のステファン・ボンディ氏によれば、ランドルは最初の2年間が保証された新たな契約が、自身のプレッシャーとなっているわけではないと語ります。
[kanren postid="15976"]「プレッシャーは感じないよ。僕たち(ランドルとデイビッド・フィズデイル・ヘッドコーチ)は、いつも冗談を言い合っているんだ。お金なら銀行にあるから、出場して楽しむだけってね。だけどお金以上に、僕にはもっと多くの責任がある」
ランドルが語る「責任」とは、彼がロサンゼルス・レイカーズやニューオリンズ・ペリカンズでは経験できなかったような、オフェンスでの主要なオプションの一つになるということです。
その責任の重さに対する経験が少なかったためか、ランドルのプレイは粗が目立ち、チームの連敗にも繋がりました。
ペリカンズに在籍していた昨シーズンから、彼のスコアリングやシュート精度は下降線を辿っています。
しかし、11月18日(日本時間19日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦では一転して、ランドルはフィールドゴール17本中12本成功の30得点を記録し、チームを勝利に導きました。
ランドルは、自身の代理人であるアーロン・ミンツ氏と試合前に、どうしたらプレイを改善させられるかについて話し合っていたと言います。
「(ミンツは)兄弟のようなものさ。彼はプレイをもっと楽にする方法を教えてくれたんだ。僕はフロアを走り回ることに集中した。良いリズムが得られたように感じたよ」
「僕は我慢できない性格なんだ。バスケットボールは忍耐が必要で、僕はキャリアの中でそれを学んだけど、イライラしてしまったり、不満に感じたりしてしまう。だけど、今夜の試合は僕のポテンシャルか何かを表しているね」
フィズデイルHCはランドルが集中的にオフェンスを行うことを許可し、彼は指揮官の期待に見事に応えたことで、ニックスはキャバリアーズを一切引き寄せない勝利を掴みました。
今後の11試合は、昨シーズンにプレイオフ進出を果たしたチームと戦い続けることになるため、ニックスはより厳しい戦いを強いられることになるでしょう。
それでも、今回のキャバリアーズ戦のような生産性をランドルが維持することが、ニックスが優位に試合を運べることも期待できます。
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