NBAは、ユタ・ジャズのルディ・ゴベアに新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受け、2019-20シーズンを無期限で中断することに決めました。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は『TNT』のインタビューで、NBAが少なくとも30日間はシーズンを中断し、その期間でリーグがシーズンを再開できるかどうか、どのように再開するかどうかを検討すると言及しています。
「今日私たちが決定したことは、この中断が少なくとも30日間は続く可能性が高いということです。それ以上に具体的なことは分かりません。ですが、選手、チーム、ファンには少なくとも(再開まで)1ヶ月はかかると伝えたかったのです。
問題は、ファンの有無に関わらず試合を再開できる手順があるかどうかです。目標は、誰の安全も脅かすことなく、ここで理にかなった行動をすることです。率直に言って、今はまだ何とも言えません」
木曜日に発表された文書の中で、シルバー氏は「関係者全ての安全が確認されれば」シーズンを再開するつもりであると記しました。
「当面の間、我々は感染症や公衆衛生の専門家、政府関係者と協力し、試合再開をするための安全な手順を決定していくつもりです。
これは依然として、複雑で急速に発展している状況であり、我々は皆、互いに配慮する責任を持ち、より広い社会の一部であることを思い起こさせます。それが、NBAが今後も続けていくことでもあります」
またシルバー氏は、事態がどれだけ急速に変化したかということにも言及しました。
[kanren postid="18026,18022"]「つい昨日まで、無観客試合を行うかどうか決めかねていました。70歳以上の年配の方や、何らかの基礎疾患や、免疫システムの低下が見られる方は、試合に来るべきではないという明確な意見の一致もありましたが、これもまた未解決の問題となっていました。
その日に、(シーズンを中断する)決断を下しました。なぜなら、その日は各チームの代表者と何時間にも渡って、中断の問題について話し合う機会があると分かっていたからです」