シカゴ・ブルズはここ数ヶ月で首脳陣の全面的な見直しを図っています。
過去10年以上に渡ったブルズを支配してきたジョン・パクソンとガー・フォアマンのコンビは終わりを告げ、新たにバスケットボール運営部門代表としてアルトゥラス・カルニショバスを雇用しました。
そして日曜日、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、フィラデルフィア・76ersの幹部の一人であるマーク・エバーズリーが、ブルズの新たなGMに就任することを伝えています。
Sixers assistant GM Marc Eversley has agreed to a deal to become the Chicago Bulls new general manager, league sources tell ESPN. Eversley will join EVP of Basketball Operations Arturas Karnisovas to lead a reshaped front office.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) April 27, 2020
エバーズリーは2016年に76ersに雇用される前にも、ワシントン・ウィザーズのスカウト部門バイスプレジデントや、人事担当バイスプレジデント、GM補佐という役割を担っていました。
彼はカルニショバスと共に、不振に苦しんでいるブルズの再建を託されることになります。
ブルズは2017年にジミー・バトラーをトレードして以降、一度もプレイオフ進出を果たせておらず、過去5年間のうち4年間をロッタリーチームとして過ごしてきました。
コービー・ホワイト、ラウリ・マルッカネン、ザック・ラビーンといったポテンシャルのある若い選手は何人も居るものの、フランチャイズプレイヤーと呼べるほどの才能を持って道を切り開く選手が居ないだけに、その穴をどのようにして埋めるかが、エバーズリー、カルニショバスの重要な仕事となるでしょう。
そしてその第一歩は、ジム・ボイレン・ヘッドコーチの将来をどうするかということです。
ブルズで通算39勝84敗を記録しているボイレンHCの評判は良くありませんが、彼はチームのオーナーであるジェリー・ラインスドルフからの支持を得ています。
エバーズリー、カルニショバスの新たな体制がすぐに結果を出せるとは限りませんが、”ガーパックス”と呼ばれたパクソンとフォアマンのコンビが長年に渡って結果を残せなかったことを考えると、この動きはシカゴのファンにとって、少なくとも楽観的な見方を与えることになるでしょう。
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