シーズンの再開は多くの人々にとってワクワクするものかもしれませんが、一部の選手に関してはそれ以上に大きなプレッシャーがのしかかる可能性があります。
ここでは、シーズン再開時に最もプレッシャーがかかるであろう5人の選手をご紹介しましょう。
目次
ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)
今シーズンが開幕する前まで、ジョエル・エンビードは76ersのフランチャイズプレイヤーの一人のように思われてきましたが、76ersの苦戦や、エンビード自身の負傷問題と相まって、悠長にしている場合ではないことに人々は気付き始めました。
76ersは現時点でイースタン・カンファレンス6位につけており、もし彼らがプレイオフで早期に敗退するようであれば、エンビードとベン・シモンズのデュオは解散に追い込まれても不思議ではないでしょう。
ブレット・ブラウン・ヘッドコーチにも重い責任はのしかかっていますが、やはり最後に76ersの命運を左右するのはエンビードのパフォーマンスとなるはずです。
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ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)
ロケッツのダリル・モーリーGMは最近、ジェームズ・ハーデンを史上最高の選手の一人と言いつつも、今シーズンに優勝することができなければ「がっかりする」ともコメントしました。
ロケッツがハーデンの時代を迎えて以降、彼らは一度も優勝するどころか、ゴールデンステイト・ウォリアーズという壁に阻まれてNBAファイナルにすら辿り着けていません。
裏を返せば、ウォリアーズの王朝が崩れた今こそがロケッツにとって最大のチャンスであるとも言えます。
ハーデンは確固たる地位を築きながら、最も重要な場面で勝つことができないという悪評を、今シーズンで払拭する必要があるでしょう。
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ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)
今シーズン終了後にマックス契約での契約延長の可能性があるジェイソン・テイタムは、シーズンが中断されるまで平均23.6得点、7.1リバウンドと素晴らしいパフォーマンスを続け、セルティックスが優勝争いを続けられる地位を保ち続けてきました。
今のテイタムは、セルティックスの顔と言っても過言ではないでしょう。
それだけに、セルティックスがミルウォーキー・バックスを下してNBAファイナルに進出するためには、マックス契約を確実なものとするためには、テイタムの活躍が必要不可欠となります。
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ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)
新型コロナウイルスの陽性反応によってチームメイトのドノバン・ミッチェルとの亀裂が噂されただけに、それが真実であろうとなかろうと、ルディ・ゴベアは間違いなく最も注目を浴びる選手の一人となるでしょう。
ジャズは41勝24敗でウェスタン・カンファレンス4位につけており、プレイオフを競うには十分な力を備えています。
ゴベアはミッチェルと共存し、ジャズが勝利できることを証明し直さなければなりません。
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レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)
ロサンゼルス・レイカーズは49勝14敗でウェスト首位につけており、NBAファイナルに進出する明確な候補として見られていただけに、レイカーズとレブロン・ジェームズにとってシーズンの中断はボールを取り上げられたようなものでしょう。
シーズンが再開された時、レイカーズとジェームズはシーズン中断前の勢いや強さを取り戻すことができるでしょうか?
それが3度のNBAチャンピオンに課せられた使命であり、大きなプレッシャーだと言えます。