ミルウォーキー・バックスとヤニス・アデトクンボは、直近の2年間でリーグ最高勝率を記録したものの、プレイオフの成功には結びつきませんでした。
9月8日(日本時間9日)に行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンス準決勝第5戦に103-94で敗れたことによって、バックスは昨年のカンファレンス決勝での敗退に続き、道半ばでシーズンを終えることになりました。
バックスが今季も優勝を逃した場合、アデトクンボが競争力を持たないとしてチームに愛想を尽かし、彼がトレードを要求するかもしれないという憶測はたびたび話題となりました。
しかし、アデトクンボはバックスで優勝を目指すことをまだ望んでいるようです。
アデトクンボはチームにトレードを要求するのかという質問に対して「それはない」と答えました。
「壁に直面したときに移籍する選手もいるが、僕はそれを乗り越える。僕たちはチームとしても、個人としても成長して、来季に向けて頑張らなければならない」
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同時に、バックスもアデトクンボと一緒に再び優勝を目指すことを決意しました。
このオフシーズンに、アデトクンボは5年2億2,000万ドル相当のスーパーマックス契約による契約延長を結ぶ資格を持っていますが、『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、たとえアデトクンボが契約延長を断ったとしても、バックスが彼をトレードするつもりは一切無いようです。
もちろん、チームの首を絞めかねないリスクがあることは承知の上でしょう。
トレードという道を選べば、バックスはリーグで最も市場価値の高い選手の一人を失う代わりに、莫大な資産を得ることができます。
しかし、契約延長を結ばずに来季もアデトクンボと進む道を選べば、彼は来年のオフシーズンにはフリーエージェントとなり、バックスは彼を何の見返りもなしに失う可能性があるのです。
それでも、彼らは後者を迷うことなく選んでいます。
どちらが正しいかは分からず、少なくともバックスにとっては非常に苦しい立場にあるのは明白ですが、バックスとアデトクンボが来季に何を成し遂げられるかを見届けることはできるでしょう。