マイアミ・ヒートは9月30日(日本時間10月1日)に行われたロサンゼルス・レイカーズとのNBAファイナル 第1戦で、ジミー・バトラーやバム・アデバヨといった主力選手たちの怪我に苦しめられましたが、中でも深刻な怪我を負ったのは先発ポイントガードのゴラン・ドラギッチでした。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、第3クォーター以降にコートに立たなかったドラギッチの怪我は左足底筋膜の断裂と診断されています。
ただ、ドラギッチは負傷した左足に体重をかけることができたと述べ、シリーズ復帰を否定していません。
Dragic has been able to put pressure on his left foot and hasn't ruled out returning to play in the NBA Finals, source tells ESPN. https://t.co/Ea1LeqncBL
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) October 1, 2020
とはいえ、『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者は、ドラギッチがウォーキングブーツを着用せずにアリーナを去ったものの、左足を着くことをあまり好まなかったと伝えています。
Goran Dragic exited the arena without utilizing a boot and he wasn’t favoring his foot much at all. https://t.co/2Rh5SQ69zP
— Chris Haynes (@ChrisBHaynes) October 1, 2020
『In Street Clothes』のジェフ・ストッツ記者によると、通常であれば足底筋膜の断裂は痛みを伴う怪我であるため、選手は数週間の離脱となるようです。
しかし『ESPN』のボビー・マークス記者は、2013年にブルックリン・ネッツのジョー・ジョンソンが足底筋膜の断裂を負いながらプレイを続けた前例があると伝えました。
ただし注意しなければならないのはマークス記者も指摘しているように、ジョンソンは痛みを抑える注射を受けていたにも関わらず、負傷後のパフォーマンスの質は大きく低下したということです。
Joe Johnson suffered a torn plantar fascia in his foot during G2 of the 2013 first round vs. Chicago. Johnson would go on to receive an injection in his foot before each game. He would struggle shooting 25.6% from 3 and 41.7% from the field. 2/14 in a G7 loss.
— Bobby Marks (@BobbyMarks42) October 1, 2020
したがって、ドラギッチが望めば第2戦以降も出場することは可能かもしれませんが、これまでと同様のパフォーマンスを続けられる保証はないということになります。
バトラーはドラギッチが不在の中でも戦う準備はできていると語りました。
「彼は僕らがやろうとしていることの大部分を占めているけど、彼が復帰できるまで、僕らがコートに出て激しく戦わなければならない。彼の穴を埋めることは可能だ。それができなければならない。ゴランが居るかどうかに関係なく、1勝1敗に戻さないとね」
ESPN
ドラギッチが出場できない場合、ヒートはルーキーのケンドリック・ナンの出場時間を増加させることになるでしょう。
ナンは第1戦で18得点と効率的なパフォーマンスを見せましたが、ドラギッチの離脱が長引いた場合、ヒートはナンの経験の少なさが弱点となるかもしれないという不安要素を抱えることになります。
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