『Indianapolis Star』のJ・マイケル記者は最近、2回のオールスター出場経験を持つインディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポが、シーズンの最中に相手チームの選手に移籍してもよいか尋ねていたことを報じ、大きな注目を集めました。
しかし、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者によると、オラディポはそのような噂を断固として否定するコメントを残しています。
「相手の選手にトレードを尋ねたと報じる人物がいるのは把握している。それは事実ではないよ。自分はチームメイトを気に入っているし、インディアナを大切に思っている。自分は、このフランチャイズを優勝に導くことに集中しているんだ」
The Athletic
ペイサーズは昨季のプレイオフで1回戦敗退に終わった後、指揮官をネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)からネイト・ビョルクレンHCに変更しました。
オラディポはこの変化について満足していることを認め、ビョルクレンHCとポジティブな話し合いを進めていることも明らかにしています。
一方、彼は今年のオフシーズンにペイサーズと契約延長を結ぶ資格を得ることになりますが、シャラニア記者は両者が契約延長に合意する可能性は低いと報じています。
もちろん、それはオラディポが来年のオフシーズンにフリーエージェントでチームを去ることを示唆するものではありません。
オラディポはペイサーズでの優勝争いを望んでいるため、その見込みが無いと判断すれば彼が去る可能性もありますが、いずれにしても、彼は契約延長を結ぶよりも、フリーエージェントになった方が大きな契約を結べる機会があります。
ただ、それが賢明な判断であるかどうかは、現時点では何とも言えないでしょう。
オラディポは昨年1月に右ひざ大腿四頭筋断裂という大怪我を負い、1年間のリハビリを経て今年1月に復帰を果たしましたが、その後は負傷前のスター級の影響力を失っていました。
復帰後の彼は19試合(平均27.8分)の出場で平均14.5得点、3.9リバウンド、2.9アシスト、フィールドゴール成功率 39.4%、3ポイントシュート成功率 31.7%に終わっています。
したがって、来季のパフォーマンス次第では、自身の市場価値をさらに低下させることにも繋がってしまいます。
とはいえ、現時点でオラディポの評価が既に低下していることや、オラディポがペイサーズへの忠誠心を示していることを踏まえると、オラディポが即座にトレードされる可能性は低いと考えるべきかもしれません。
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シーズン中から相手チームへの移籍を尋ねていたビクター・オラディポ、チームメイトの怒りを買ったとの噂も