ドック・リバースがロサンゼルス・クリッパーズと決別したわずか3日後、彼はフィラデルフィア・76ersの新たなヘッドコーチに就任することが決まりました。
After a rapid courtship and negotiation, Doc Rivers has reached agreement on a deal to become the next coach of the Philadelphia 76ers, sources tell ESPN.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) October 1, 2020
76ersとリバースHC(ヘッドコーチ)は5年契約を結んだと報じられています。
Doc Rivers-Philadelphia 76ers coaching agreement: Five-year deal, sources say.
— Shams Charania (@ShamsCharania) October 1, 2020
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クリッパーズのドック・リバースHCが辞任へ
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リバースHCの直近の課題は、76ersが誇る2人の若きスターのベン・シモンズとジョエル・エンビードをどのように生かすのか…ということです。
76ersはアウトサイドシュートがほぼ全く打てないシモンズと、インサイドで脅威となるエンビードを中心に戦っていたため、アウトサイドシュートや速いペースが主流となった現代NBAの風潮から離れていました。
チーム全体として見れば優秀な選手は彼ら以外にも居たため、プレイオフ進出はそれほど難しいものではありませんでしたが、プレイオフでは昨年はカンファレンス準決勝敗退、今年は1回戦でスウィープでの敗退と、成功の兆しを見出せずにいます。
76ersの首脳陣がシモンズとエンビードを放出することを否定しているため、どれだけ優れた指揮官でも今の76ersを成功に導くのは決して簡単なことではありません。
加えて、リバースHC自身も2008年にボストン・セルティックスを優勝に導いた経験があるとはいえ、クリッパーズ時代は7年間で一度も優勝するどころかカンファレンス決勝進出も果たすことができませんでした。
したがって、境遇という意味ではどちらも苦労している似た者同士とも言えるでしょう。
20年間のコーチングキャリアで通算943勝681敗という好成績を残してきたリバースHCの就任に76ersは胸を躍らせているかもしれませんが、彼でもシモンズやエンビードを中心とした76ersをまとめ上げられるかどうかは、シーズンが始まってみなければ分からないことです。
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